奥大和ビールについて

人と人とを結び、ヒトとモノとをつなぐ

奈良県の南東部に位置する奥大和地域は、広大な山河と田畑に囲まれて古代より多くの資源が豊富にある場所。
和ハーブや香草の起源としても知られ、安心して豊かに暮らしていける土地として、多くの歴史的人物とも深い縁がある。
特に大和高原地域の玄関口である宇陀は、古くから多くの街道が交わる場所で、時代の要衝として商人や旅客たちが交わり、旅の疲れを癒す宿場町としても栄えてきた。
そして今も変わらず人々を魅了する大自然の中で、豊富な資源を活用しながら、昔の宿場町のように人と人とを結び、人と物とをつなげていけるような、心安らげるクラフトビールを造っていきたい。

奥大和ビールは、奈良の四季の香りを感じることができる『季節のビール』や、和ハーブや香草をブレンドし、心も体もリラックスできる『ハーバルビール』など、奥大和地域で生産された果物や薬草なども原料に使い、奥大和に訪れた方はもちろんのこと、どこにいても奈良の風景が思い描けるような風情のあるクラフトビールに仕上がっている。

また、ビールの美味しさだけではなく、大和の伝統野菜『大和野菜』をつかった料理にも合わせすいように、自然体ですっきりと飲みやすい味わいを目指して醸造している。

奥大和ビールは、縁するすべてのモノがひとつのつながりの中で調和しあい、また新しい縁を結びつなげていく存在でありたい。

 

 

ご挨拶

『奈良は音符でいうと、ドの音にあたる』以前にあるアーティストの方がそう言われていたことをふと思い出しました。奈良は、私自身にとって生まれ育った原点でもあります。そんな原点の地・奈良で、この度クラフトビールメーカー『奥大和ビール』を立ち上げることとなりました。開業にあたり、これまでたくさんの方々にご協力いただき、支えてくださったことは本当に感謝しております。ブリュワーの皆様、生産者の皆様、ビールを含めあらゆる発酵分野に関わる皆様、突然の訪問にも快く受け入れてくださり、まさに垣根のないクラフトビール社会を垣間見ることができました。ビールには、計り知れない力がある。その力を活かしながら、大好きな奈良の地でクラフトビールを造り、垣根のないつながりを大切にしていきたいと思っております。奈良の大自然の中で、たくさんの資源と寄り添いあって、“人と人とを結び ヒトとモノとをつなぐ”存在のクラフトビールを真心こめて造っていきますので、まだまだ未熟ではございますが、これからも皆様のご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。奈良に訪れたとき、奈良が懐かしくなったとき、奈良が恋しくなったときには、是非お声掛けください。

2018年3月16日
奥大和ビール 代表 米田義則